題名: | 宴梅道士山房 |
作者: | 孟浩然 |
林臥愁春盡,搴帷覽物華。 忽逢青鳥使,邀入赤松家。 金竈初開火,仙桃正發花。 童顏若可駐,何惜醉流霞。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
世俗(せぞく)を離(はな)れた山林(さんりん)の中(なか)に心(こころ)のままに過(す)ごしつつ、春(はる)の終(お)わることを嘆(なげ)き、とばりをかかげて、晩春(ばんしゅん)の美(うつく)しい景色(けしき)をながめやる。すると思(おも)いがけなくも、青鳥(せいちょう)の使者(ししゃ)ともいうべき、梅道士(うめどうし)からの使(つか)いの来訪(らいほう)にあい、仙人(せんじん)赤松子(あかしょうし)ともいうべき梅道士(うめどうし)の家(いえ)に迎(むか)え入(い)れられることとなった。
折(おり)しも晩春(ばんしゅん)、寒食(かんしょく)の節(せつ)があけて、梅道士(うめどうし)の仙家(さんか)のかまどには、今(いま)はじめて火(ひ)が焚(た)きつけられ、仙人(さんじん)梅道士(うめどうし)の家(いえ)の桃(もも)の花(はな)は、今(いま)まさに咲(さ)きほこっている。もし、童顔(どうがん)が保(たも)てるということが真実(しんじつ)であるならば、どうして君(きみ)の勧(すす)めるこの仙人(せんじん)の酒流(しゅりゅう)霞酒(かすみしゅ)に酔(よ)うことを避(さ)けようか。
世俗を離れた山林の中に心のままに過ごしつつ、春の終わることを嘆き、とばりをかかげて、晩春の美しい景色をながめやる。すると思いがけなくも、青鳥の使者ともいうべき、梅道士からの使いの来訪にあい、仙人赤松子ともいうべき梅道士の家に迎え入れられることとなった。 折しも晩春、寒食の節があけて、梅道士の仙家のかまどには、今はじめて火が焚きつけられ、仙人梅道士の家の桃の花は、今まさに咲きほこっている。もし、童顔が保てるということが真実であるならば、どうして君の勧めるこの仙人の酒流霞酒に酔うことを避けようか。 林臥(りんが)春(はる)の尽(つ)くるを愁(うれ)え、帷(とばり)を挙かかげて 物華(ぶつか)を覽(み)る 忽(たちま)ち逢(あ)う 青鳥(せいちょう)の使(つか)い、邀(むな)へ入(い)る 赤松(せきしょう)の家(いえ) 金竃(きんそう) 初(はじ)めて火(ひ)を開(ひら)き、仙桃(せんとう) 正(まさ)に花(はな)を発(ひら)く 童顏(どうがん) 若(も)し駐(とど)むべくんば、何(なん)ぞ惜(を)しまん 流霞(りゅうか)に酔(い)うを 林臥春の尽くるを愁え、帷を挙かかげて 物華を覽る 忽ち逢う 青鳥の使い、邀へ入る 赤松の家 金竃 初めて火を開き、仙桃正に花を発く 童顏 若し駐むべくんば、何ぞ惜しまん 流霞に酔うを 林中に高臥して春のゆくえを借しみつつ 帷をかかげて春の景色をめでていたが 思いがけず青鳥の使いにあい 赤松子の家に請じられた 煉丹のかまどに初めて火がつけられ 仙家の桃がいま盛りだ おかげで童顔が保てるなら 遠感なく流霞の酒を頂戴しよう 林臥(りんが)春の尽くるを愁(うれ)え 帷(とばり)を搴(かか)げて物華(ぶつか)を覽(み)る 忽(たちま)ち逢(あ)う 青鳥(せいちょう)の使(つか)い 邀(むな)へ入る 赤松(せきしょう)の家(いえ) 金竃(きんそう)初めて火を開き 仙桃(せんとう)正(まさ)に花を発(ひら)く 童顏(どうがん)若(も)し駐(とど)むべくんば 何(なん)ぞ惜(お)しまん流霞(りゅうか)に酔(よ)うを 林臥春の尽くるを愁え 帷を搴げて物華を覽る 忽ち逢う 青鳥の使い 邀へ入る 赤松の家 金竃初めて火を開き 仙桃正に花を発く 童顏若し駐むべくんば 何ぞ惜しまん流霞に酔うを |