題名: | 憫農 |
作者: | 李紳 |
鋤禾日當午,汗滴禾下土。誰知盤中餐,粒粒皆辛苦。 | |
英譯: |
He hoes the grain under a midday sun,
sweat dripping down on the soil beneath the grain.
Who realizes that the food in the food bowl,
every last morsel of it, is bought with such toil?
When crops are worked at noon, It is sweat that moistens the soil. Who stops to think, before a bowl of food, That every grain comes only through $long$ toil? He hoes the grain under a midday sun, sweat dripping down on the soil beneath the grain. Who realizes that the food in the food bowl, every last morsel of it, is bought with such toil? |
日譯: |
夏のまひる時、農夫は炎天にさらされて、しきりに稻の畑を耕している。
汗はだくだく流れ、畑地に滴っているのを見ると、苦勞の程も思いやられる。
しかし人人は毎日食する碗中の飯が、
一粒一粒皆農夫のかかる勞苦の結晶であることをば誰も知るまい。反省して見ねばならぬ。
禾(くわ)を鋤(す)いて日(ひ)午(と)に當(あた)る、汗(あせ)は滴(したた)る禾下(くわか)の土(つち)。誰(たれ)か知(し)らん盤中(はんちゅう)の飧(そん)、粒粒(りふりふ)皆(みな)辛苦(しんく)なるを。 禾を鋤いて日午に當る、汗は滴る禾下の土。誰か知らん盤中の飧、粒粒皆辛苦なるを。 いねの間の草を除こうと锄きかえしていると、太陽は真南にきて昼どきである。汗は稲の根もとにしたたり落ちる。誰が知ってくれようか、食器の中の飯つぶは、その一つぶ一つぶが、みな農夫の辛苦の結晶であることを。 禾(くわ)を鋤(す)いて 日(ひ) 午(ご)に当(あ)たる 汗(あせ)は滴(したた)る 禾下(くわか)の土(つち) 誰(たれ)か知(し)らん 盤中(ばんちゅう)の飧(そん) 粒粒(りふりふ) 皆(みな)辛苦(しんく)なるを 禾を鋤いて 日 午に当たる 汗は滴る 禾下の土 誰か知らん 盤中の飧 粒粒 皆辛苦なるを 稲田を耕して昼どきになる。汗がぼたぼたと田にしたたり落ちる。 この食器のなかの食べもの、一粒一粒が苦労のかたまりであることを、誰が知っているのか。 禾(か)を鋤(す)いて 日(ひ) 午(ご)に当(あ)たる、 汗(あせ)は滴(したた)る 禾下(かか)の土(ど)。 誰(たれ)か知(し)らん 盤中(ばんちゅう)の飧(そん)、 粒粒(りゅうりゅう) 皆(みな)辛苦(しんく)なるを。 禾を鋤いて 日 午に当たる、 汗は滴る 禾下の土。 誰か知らん 盤中の飧、 粒粒 皆辛苦なるを。 |