題名: | 春夜別友人 |
作者: | 陳子昂 |
銀燭吐青煙, 金樽對綺筵。 離堂思琴瑟, 別路繞山川。 明月隱高樹, 長河沒曉天。 悠悠洛陽道, 此會在何年。 | |
英譯: |
Flame's silver rim spits
a spiralling thread of smoke
as a wine cup sits the open work mat.
Tomorrow
from you , my leaving
goes through the strings ' grave
guitars of my fingers thoughts ;
nothing by itself plays :
ali the detours that will
hari me in a mountain gulch . Now
the moon's latencies tie
the lateward night in a tree's arms .
Drowned star stream
confiscating
dawn ,
Lo Yang's road
broods at my feet
to leave
time closed in a jar
return in what autumn ?
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日譯: |
銀燭(ぎんしょく) 青煙(せいえん)を吐(は)き、
金尊(きんそん) 綺筵(きえん)に對(たい)す。
離堂(りだう) 琴瑟(きんしつ)を思(おも)ひ、
別路(べつろ) 山川(さんせん)を繞(めぐ)る。
明月(めいげつ) 高樹(かうじゅ)に隠(かく)れ、
長河(ちゃうか) 暁天(げうてん)に沒(ぼっ)す。
悠悠(いういう)として洛陽(らくやう)に去(さ)らば、
此(こ)の會(くわい) 何(いづ)れの年(とし)にか在(あ)らん。
銀燭 青煙を吐き、 金尊 綺筵に對す。 離堂 琴瑟を思ひ、 別路 山川を繞る。 明月 高樹に隠れ、 長河 暁天に沒す。 悠悠として洛陽に去らば、 此の會 何れの年にか在らん。 かるく燃えるろうそくが青い煙をはいている。黄金で飾った酒樽と、あやにしきの敷物とは美しいとりあわせである。別れの宴をもよおしてもらったこの座敷、美人を呼んで音楽をかなでさせてはと思う。これからの旅路は幾山川を越えてゆくのだ。明月は高い木の茂みにかくれ、天の川は明けがたの空に消えかかっている。やがで夜が明けるだろう。そして、はるばると洛陽へ向かって行ってしまえば、みなさんにお逢いしてこんな宴會ができるのも、何年さきのことかわからないではないか。 |