題名: | 蜀道後期 |
作者: | 張說 |
客心爭日月,來往預期程。秋風不相待,先至洛陽城。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
旅の心は、はやるもので、日月の運行に負けまいとして、往復にあらかじめ日程を定めていた。それが秋風のほうがわたしを待ってくれないで、一足さきに洛陽城へ行ってしまった。$豫定していた秋になっても、まだ洛陽に歸ることができずにいる$。
客心(かくしん) 日月(じつげつ)と争(あらそ)ひ、 來往(らいわう) 預(あらかじ)め程(てい)を期(き)す。 秋風(しうふう) 相待(あひま)たず、 先(ま)づ至(いた)る 洛陽城(らくやうじゃう)。 客心 日月と争ひ、 來往 預め程を期す。 秋風 相待たず、 先づ至る 洛陽城。 旅人の心は、日月のめぐり$運行$と一刻を争うほどに、早く帰りたいとはやるものだ。私も旅の往復について、あらかじめ日程を定めていた。ところが$あの情ない$秋風は、$道づれの$私を待とうともせず、ひと足さきに洛陽の城へと着いてしまった。 客心(かくしん) 日月(じつげつ)と争(あらそ)ひ 來往(らいわう) 預(あらかじ)め程(てい)を期(き)す 秋風(しうふう) 相(あ)ひ待(ま)たず 先(ま)づ至(いた)る 洛陽城(らくやうじゃう) 客心 日月と争ひ 來往 預め程を期す 秋風 相ひ待たず 先づ至る 洛陽城 |