題名: | 題僧院 |
作者: | 靈一 |
虎溪閑月引相過,帶雪松枝挂薜蘿。無限青山行欲盡,白雲深處老僧多。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
虎溪にかかるしずかな月にひかれて、覺えずそこを通り過ぎてしまった。雪をかぶった松の枝につたかずらがかかっている。かぎりなくつづくと見えた青山もどこまでも尋ねて行くにつれて、いつか行きつきそうになった。白い雲が深くたちこめているあたりに、老僧の姿が多く目についてきた。
虎溪(こけい)の間月(かんげつ) 引(ひ)いて相(あひ)過(す)ぐ。雪(ゆき)を帶(お)ぶる松枝(しょうし) 薛蘿(へいら)を掛(か)く。無限(むげん)の青山(せいざん) 行々(ゆくゆく) 盡(つ)きんとす。白雲(はくうん)深(ふか)き處(ところ) 老僧(らうそう)多(おほ)し。 虎溪の間月 引いて相過ぐ。雪を帶ぶる松枝 薛蘿を掛く。無限の青山 行々 盡きんとす。白雲深き處 老僧多し。 |