題名: | 薊丘覽古贈盧居士藏用七首 燕昭王 |
作者: | 陳子昂 |
南登碣石坂,遙望黃金臺。丘陵盡喬木,昭王安在哉。霸圖悵已矣,驅馬復歸來。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
薊丘の南にある碣石宮のあとと思われる小高いところに登って、はるかかなたに黃金臺があったところを眺めて立ちつくした。丘陵には、いちめんに高い木々がつづいているばかり。ほかには何もない。あの戦國時代の名君、燕の昭王は今どこにおるのか。あの燕の昭王がやってのけた國家再建の大事業は? ああなんというわびしさ、みんな跡方もなくなってしまったのか。みんな昔話になってしまったのか。自分は馬を驅って、もと來た道を歸ってきた。
南(みなみ)のかた碣石館(けつせきくわん)に豋(のぼ)り、 遙(はるか)に黃金臺(わうごんだい)を望(のぞ)む。 丘陵(きゅうりょう) 盡(ことごと)く喬木(けうぼく)、 昭王(せうわう) 安(いづく)に在(あ)りや。 覇圖悵(はとちやう)として已(や)んぬるかな。 馬(うま)を驅(か)って 復(また) 歸(かへ)り來(きた)る。 南のかた碣石館に豋り、 遙に黃金臺を望む。 丘陵 盡く喬木、 昭王 安に在りや。 覇圖悵として已んぬるかな。 馬を驅って 復 歸り來る。 |