題名: | 隴西行四首 二 |
作者: | 陳陶 |
誓掃匈奴不顧身,五千貂錦喪胡塵。可憐無定河邊骨,猶是春閨夢裏人。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
誓って匈奴を追い払おうと
わが身命を願みず
ここに戦った五千の兵士は
ことごとく胡地の砂塵に覆滅した
あわれ無定河辺の白骨は
それとも知らぬ故郷の妻の
夜毎の夢にあらわれる人
誓(ちか)って 匈奴(きようど)を掃(はら)わんとして身(み)を願(かえり)みず 五千の貂錦(ちょうきん) 胡塵(こじん)に喪(うしな)う 憐(あわ)れむべし 無定(むてい )河辺(かへん)の骨(ほね) 猶(なお)是(こ)れ春閨(しゅんけい)夢裏(むり)の人(ひと) 誓って 匈奴を掃わんとして身を願みず 五千の貂錦 胡塵に喪う 憐れむべし 無定河辺の骨 猶是れ春閨夢裏の人 心に誓って匈奴を討ち滅ぼそうとして、わが身をかえりみず、五千の将士は、外敵の砂ぼこりとともに消滅してしまった。 ああ、あわれなことに、戦場の無定河のほとりの骨となった将兵は、その死も知らぬ将兵の妻の寝室 の夢の中に、なおも現れ続ける人なのである。 誓(ちか)ひて匈奴(きょうど)を掃(はら)はんとして 身(み)を顧(かへり)みず 五千(ごせん)の貂錦(ちょうきん) 胡塵(こじん)に 喪(うしな)ふ 憐(あはれ)むべし 無定(むてい)河辺(かへん)の骨(ほね) 猶(な)ほ是(こ)れ 春閨(しゅんけい)夢裏(むり)の人(ひと) 誓ひて匈奴を掃はんとして 身を顧みず 五千の貂錦 胡塵に 喪ふ 憐むべし 無定河辺の骨 猶ほ是れ 春閨夢裏の人 |