唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 興慶池侍宴應制
作者: 韋元旦
滄池漭沆帝城邊,殊勝昆明鑿漢年。夾岸旌旗疏輦道,中流簫鼓振樓船。雲峰四起迎宸幄,水樹千重入御筵。宴樂已深魚藻詠,承恩更欲奏甘泉。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: あおずんで深く、ひろびろとたたえた池は長安城内のかたほとりにある。 これは漢代のむかし、わざわざ掘らせた昆明池などと違って、自然にできたところがまさっている。岸べには左右に旗さしものが立ちならんで天子の行幸の道がひらけ、池の中心には樓船がうかべられ、そこではいみじき音樂がかなでられて餘韻がなりひびいている。四方から雲の峯がわきおこって、幕をはりめぐらした御座所を迎えるかと見れば、また水ぎわに幾重にも茂った木々が御宴の席にはいってくるかと思われる。 酒宴の興が進むにつれて、いにしえの周王のうたげに君臣がともどもに楽しんだありさまを詠じた詩經の魚藻のにならい、側近の方々が勅命を畏み、それぞれ詩を作ってさしだされた。そこで、君のおん恵みを受けたわたくしも、さらに揚雄の「甘泉の賦」のような主意のものをつくって獻上し、御代の榮えのかぎりないことをことほぎたいと思う。
滄池(さうち)漭沆(ばうかう)たり帝城(ていじゃう)の邊(へん)。 殊(こと)に 昆明(こんめい)の漢年(かんねん)に鑿(うが)たれしに勝(まさ)る。 岸(きし)を夾(さしはさ)む旌旗(せいき) 輦道(れんだう)を疏(ひら)き、 中流(ちゅうりう)の簫鼓(せうこ) 樓船(ろうせん)に振(ふる)ふ。 雲峯(うんぼう)四(よも)に起(おこ)りて宸握(しんあく)を迎(むか)へ、 水樹千重(すいじゅせんちょう) 御筵(ぎょえん)に入(い)る。 宴楽(えんらく)已(すで)に深(ふか)くして 魚藻(ぎょさう)の泳(えい)あり、恩(おん)を承(う)けて更(さら)に甘泉(かんせん)を奏(そう)せんと欲(ほっ)す。
滄池漭沆たり帝城の邊。 殊に 昆明の漢年に鑿たれしに勝る。 岸を夾む旌旗 輦道を疏き、 中流の簫鼓 樓船に振ふ。 雲峯四に起りて宸握を迎へ、 水樹千重 御筵に入る。 宴楽已に深くして 魚藻の泳あり、恩を承けて更に甘泉を奏せんと欲す。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系