題名: | 金陵圖 |
作者: | 韋莊 |
誰謂傷心畫不成,畫人心逐世人情。君看六幅南朝事,老木寒雲滿故城。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
江上にしとしと雨降りそそぎ
江畔の草は揃って生い茂る
六朝の栄華は夢のようで
ただ鳥が空しく啼くばかり
情無いのは台城の柳
今も変わらず緑の糸が
十里の長堤に煙っている そ
江雨(こうう)霏霏(ひひ)として 江草(こうそう)斉(ひと)し 六朝(りくちょう) 夢の如(ごと)く 鳥(とり) 空(むな)しく啼(な)く 無情(むじょう) 最(もっと)も是(こ)れ台城(だいじょう)の柳(やなぎ) 旧に依(よ)って烟(けむり)は籠(こ)む 十里(り)の隄(てい) 江雨霏霏として 江草斉し 六朝 夢の如く 鳥 空しく啼く 無情 最も是れ台城の柳 旧に依って烟は籠む 十里の隄 長江の雨は、しきりに降り注いで、江岸の春の若草は、すべて同じように勢いよく生い茂っている。この金陵に都した六朝の栄華は、夢のようにはかなく消えて、今は小鳥だけが、聞く人もなしにむなしく鳴くばかり。 何よりも無情の思いをそそるのは、六朝の昔の天子の御所のあとの柳であって、その昔のままに、もやの立ちこめる十里の長堤に糸のような柳の新緑が春雨の中にけぶっていることだ。 江雨霏霏(こうひひ)として 江草(こうそう)斉(ひと)し 六朝(りくちょう) 夢(ゆめ)のごとく 鳥空(とりむな)しく啼(な)く 情無(じょうな)きは最(もっと)も是(こ)れ 台城(だいじょう)の柳(やなぎ) 旧(きゅう)に依(よ)りて煙(けむり)は籠(こ)む 十里(じゅうり)の隄(つつみ) 江雨霏霏として 江草斉し 六朝 夢のごとく 鳥空しく啼く 情無きは最も是れ 台城の柳 旧に依りて煙は籠む 十里の隄 長江の雨は、しきりに降り注いで、江岸の春の若草は、すべて同じように勢いよく生い茂っている。この金陵に都した六朝の栄華は、夢のようにはかなく消えて、今は小鳥だけが、聞く人もなしにむなしく鳴くばかり。 何よりも無情の思いをそそるのは、六朝の昔の天子の御所のあとの柳であって、その昔のままに、もやの立ちこめる十里の長堤に糸のような柳の新緑が春雨の中にけぶっていることだ。 江雨霏霏(こうひひ)として 江草(こうそう)斉(ひと)し 六朝(りくちょう) 夢(ゆめ)のごとく 鳥空(とりむな)しく啼(な)く 情無(じょうな)きは最(もっと)も是(こ)れ 台城(だいじょう)の柳(やなぎ) 旧(きゅう)に依(よ)りて煙(けむり)は籠(こ)む 十里(じゅうり)の隄(つつみ) 江雨霏霏として 江草斉し 六朝 夢のごとく 鳥空しく啼く 情無きは最も是れ 台城の柳 旧に依りて煙は籠む 十里の隄 |