題名: | 古離別 |
作者: | 韋莊 |
晴煙漠漠柳毿毿,不那離情酒半酣。更把玉鞭雲外指,斷腸春色在江南。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
晴れた日にいちめんほのぼのと靄が立ちこめ、しだれ柳がふさふさと垂れている。別離の情が胸にこみあげてくるのをどうすることもできない。酒はまだほろ酔い加減のまだるっこさ。さて改まって玉の鞭をとって、雲のかなたを指し、あちらへ行くのだという身振りする。そこには腸がちぎれるような惱ましい春の色が、江南の天地にいきづいている。
晴煙漠漠(せいえんばくばく)として 柳毿毿(やなぎさんさん)、離情(りじゃう)を那(いかん)ともせず 酒(さけ)半酣(なかばたけなは)なり。更(まさ)に玉鞭(ぎょくべん)を把(と)って雲外(うんぐわい)を指(さ)す。斷腸(だんちゃう)の春色(しゅんしょく) 江南(かうなん)に在(あ)り。 晴煙漠漠として 柳毿毿、離情を那ともせず 酒半酣なり。更に玉鞭を把って雲外を指す。斷腸の春色 江南に在り。 |