題名: | 初過漢江 |
作者: | 崔塗 |
襄陽好向峴亭看,人物蕭條值歲闌。爲報習家多置酒,夜來風雪過江寒。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
襄陽は、なんといっても峴山亭あたりに出向いて眺めるのが一番だ。とはいうものの、昔はえらい人間がいたという話を聞くが、今はひっそりして人の姿も少なく、また節物も冬枯れでとりたてて珍しいものもありそうにない。むかし山簡が遊んだという習氏の家に、どうぞ酒をたくさん用意して待つようにと知らせてくれ。昨夜の風雪のなかを、漢江を渡って、寒くてやり切れないから。
襄陽(じゃうやう) 好(よ)し峴亭(けんてい)に向(むか)って看(み)るに、人物(じんぶつ)蕭條(せうでう)として歳闌(さうらん)に屬(ぞく)す。爲(ため)に報(はう)ぜよ 習家(しぶか) 多(お)く置酒(ちしゅ)せよと。夜來(やらい)の風雪(ふうせつ) 江(かう)を過(す)ぎて寒(さむ)し。 襄陽 好し峴亭に向って看るに、人物蕭條として歳闌に屬す。爲に報ぜよ 習家 多く置酒せよと。夜來の風雪 江を過ぎて寒し。 |