唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 贈蘇味道
作者: 杜審言
北地寒應苦,南庭戍未歸。邊聲亂羗笛,朔氣卷戎衣。雨雪關山暗,風霜草木稀。胡兵戰欲盡,虜騎獵猶肥。雁塞何時入,龍城幾度圍。據鞍雄劒動,插筆羽書飛。輿駕還京邑,朋遊滿帝畿。方期來獻凱,歌舞共春輝。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 北地はこのごろの寒さがきびしいので、さぞ苦勞なことであろう。要塞の守備兵はまだ歸ってくることはできない。蠻族の土地で聞こえるものは彼らの吹く笛の音であろう。嚴寒の風氣が身にしみ、軍服を吹きまくることであろう。雨や雪がふりしきって關山は暗く、風や霜にいためられて草木もまばらにはえているに過ぎない。さすが頑强をきわめた敵兵も今はよぅやく潰滅に瀕しているが、わが軍は後のわさわいをのこさないように、これを十重二十重に包圍して徹底的に掃討しようとしている。いまや、雲も清く晴れて、不吉な戦亂を暗示する星も姿をかくし、秋もたけて、邊地は馬肥える時候となった。おそらく將軍は鞍によって名劍をふるわれるだろうし、これに對して君はその職掌柄、筆を走らせて火急の命令交書を草していられることだろう。 東都洛陽へ行幸になっていた皇帝も、ちょうど長安に還御あそばされた。首都一帶は浮きたっているし、舊友たちもみんな集まっている。どうぞ一日も早く勝利をおさめて凱旋し、來春早々には多くの朋友とともに歡迎の酒宴を開き、歌舞して戦勝を祝賀し、聖代の恩澤に浴したいと、一同期して待っている。
北地(ほくち) 寒(かん) 應(まさ)に苦(くる)しかるべし。南城(なんじゃう) 戌(じゅ) 歸(かへ)らず。邊聲(へんせい) 羌笛(きゃうてき) 亂(みだ)れ、朔氣(さくき) 戎衣(じゅうい)を捲(ま)く。雨雪(うせつ) 關山(くわんざん)暗(くら)く、 風霜(ふうさう) 草木(さうもく)稀(まれ)なり。胡兵(こへい) 戰(たたかひ) 盡(つ)きんと欲(ほつ)するに 漢卒(はんそつ) 尚(なほ) 圍(かこみ)を重(かさ)ぬ。雲(くも)浄(きよ)くして妖星(えうせい)落(お)ち、秋(あき)高(たか)くして塞馬(さいば)肥(こ)えたり。鞍(あん)は據(よ)りて雄劍(ゆうけん)動(うご)き、筆(ふで)を搖(うご)かして羽書(うしょ)飛(と)ぶ。興駕(よが) 京邑(けいいふ)に還(かへ)り、朋遊(ほういう) 帝畿(ていき)に滿(み)つ。方(まさ)に期(き)す、來(きた)って凱(がい)を獻(けん)じて 歌舞(かぶ) 春暉(しゅんき)を共(とも)にせんことを。
北地 寒 應に苦しかるべし。南城 戌 歸らず。邊聲 羌笛 亂れ、朔氣 戎衣を捲く。雨雪 關山暗く、 風霜 草木稀なり。胡兵 戰 盡きんと欲するに 漢卒 尚 圍を重ぬ。雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥えたり。鞍は據りて雄劍動き、筆を搖かして羽書飛ぶ。興駕 京邑に還り、朋遊 帝畿に滿つ。方に期す、來って凱を獻じて 歌舞 春暉を共にせんことを。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系