唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 奉和幸韋嗣立山莊侍宴應制
作者: 李嶠
南洛師臣契,東巖王佐居。幽情遺紱冕,宸眷屬樵漁。制下峒山蹕,恩回灞水輿。松門駐旌蓋,薜幄引簪裾。石磴平黃陸,煙樓半紫虛。雲霞仙路近,琴酒俗塵疎。喬木千齡外,懸泉百丈餘。崖深經鍊藥,穴古舊藏書。樹宿摶風鳥,池潛縱壑魚。寧知天子貴,尚憶武侯廬。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 今上(中宗皇帝)は重臣の韋嗣立を特に敬愛されて、これを師として待遇しておいでなる。その章公の住所はどこかといえば、東山の岩石の奥にかまえられた山莊である。韋公はこの山中の幽邃な趣を愛して紱冕をつける貴顯の身分をわすれ、天子もまた特別の恩寵から、わざわざぎごりや漁父といっしょにくらす公の生活を観察しようとなされるのだ。そこで驪山の温泉宮からの歸り道に、この山に立ち寄るように御沙汰があった。鸞輿は灞水のほとりをめぐって、いよいよ韋公の山莊まで到着した。さて門がまえといえば、松の大木が道をはさんでそびえているのがそれで、旗指物や車の絹蓋がそこへ立ちどまった。いかめしく衣冠をつけた百官が扈從してはいるところは、つたかずらの茂みが幔幕がわりになっているところである。石段をだんだんに登って行けば、太陽の行く黄道に達するのではないかと思われ、靄のかかった樓閣は山上の高いところにあるので、半分は空中に浮かんでいるように見える。光り映える雲のたたずまいは、仙界にはいる道も近いかと思われる。琴瑟のもてなし、酒盃の興も俗塵を遠さかったこの境でこそと羽化登仙の心地にさそわれる。あたりを眺めると、高くそそりたつ木々は、みな千年以上を經た老樹だし、そこへ百丈あまりもある瀧が白いしぶきをひびかせて落ちている。深い斷崖の奥には、仙人が不老不死の薬を練った場所であろうか。古い岩窟は、これもむかし書籍を藏したあとではあるまいか。鬱蒼と茂った林には風に羽うって飛ぶ大鳥が棲息しており、大きい池の中には谷をわがもの顔にして自由に泳ぎまわる魚がひそんでいる。 今上陛下は天子の貴い身分をもかえりみられず、まるであの蜀の劉備が諸葛孔明の草廬を訪問されたときのような御心境になっておいでになるよぅす、まことにもったいないありがたい次第である。
南洛(なんらく) 師臣(ししん)の契(ちぎり)。東巖(とうがん) 王佐(わうさ)の居(きよ)。幽情(いうじゃう) 紱冕(ふつべん)を遺(わす)れ、宸眷(しんけん) 樵漁(せうぎよ)を矚(み)る。制(せい)は下(くだ)る峒山(どうざん)の蹕(ひつ)。恩(おん)は回(めぐ)る灞水(はすえ)の輿(よ)。松門(しょうもん) 旌蓋(せいがい)を駐(とど)め、薜幄(へいあく)簪裾(しんきよ)を引(ひ)く。石磴(せきとう) 黄陸(くわうりつ)に平(たひら)かにして、煙樓(えんろう) 紫虚(しきよ)に半(たかば)なり。雲霞(うんえ) 仙路(せんろ)近(ちか)く、琴酒(きんしゅ) 俗塵(ぞくぢん)疎(そ)なり。喬木(けうぼく) 千齢(せんれい)の外(ほか)、懸泉(けんせん) 百丈(ひゃくちゃう)の餘(よ)。崖深(がけふか)うして經(かつ)て藥(くすり)を鍊(ね)り、穴(あな)古(ふ)りて舊(も)と書(しょ)を藏(ざう)す。樹(き)には宿(やど)る 風(かぜ)に搏(う)つ鳥(とり)。池(いけ)には潛(ひそ)む 壑(たに)を 縦(ほしいまま)にする魚。寧(なん)ぞ知(し)らん 天子(てんし)の貴(き)にして 尚(なほ) 武侯(ぶこう)の廬(ろ)を憶(おも)はんとは。
南洛 師臣の契。東巖 王佐の居。幽情 紱冕を遺れ、宸眷 樵漁を矚る。制は下る峒山の蹕。恩は回る灞水の輿。松門 旌蓋を駐め、薜幄簪裾を引く。石磴 黄陸に平かにして、煙樓 紫虚に半なり。雲霞 仙路近く、琴酒 俗塵疎なり。喬木 千齢の外、懸泉 百丈の餘。崖深うして經て藥を鍊り、穴古りて舊と書を藏す。樹には宿る 風に搏つ鳥。池には潛む 壑を 縦にする魚。寧ぞ知らん 天子の貴にして 尚 武侯の廬を憶はんとは。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系