題名: | 送司馬道士遊天台 |
作者: | 宋之問 |
羽客笙歌此地違,離筵數處白雲飛。蓬萊闕下長相憶,桐柏山頭去不歸。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
仙人の司馬道士は笙歌のひびきのうちに、この地を去って行かれる。送別の宴席をめぐって、あちらこちらに白い雲が飛んでいるのも、一種の奇異なしるしのように見える。これからのち、この蓬萊の宮殿では、いつまでも道士のことを思われることだろうが、桐柏山のほとりに去って行かれ、ふたたびこの都に歸ってこられることはあるまい。
羽客(うかく)の笙歌(しゃうか) 此(こ)の地(ち)に違(たが)ふ。 離筵(りえん)數處(すうしょ) 白雲(はくうん)飛(と)ぶ。 蓬萊(ほうらい)闕下(けつか) 長(なが)く相憶(あひおも)ふも、 桐柏山頭(とうはくさんとう) 去(さ)って歸(かへ)らず。 羽客の笙歌 此の地に違ふ。 離筵數處 白雲飛ぶ。 蓬萊闕下 長く相憶ふも、 桐柏山頭 去って歸らず。 |