唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 奉和晦日幸昆明池應制
作者: 宋之問
春豫靈池會,滄波帳殿開。舟淩石鯨度,槎拂斗牛回。節晦蓂全落,春遲柳暗催。象溟看浴景,燒劫辨沈灰。鎬飲周文樂,汾歌漢武才。不愁明月盡,自有夜珠來。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 帝が昆明池へ行幸を仰せいだされ、ここで群臣に宴をたまわることになり、青い波のほとりに幕を張りめぐらした幄舎が設けられた。御座船が浮かべられ、石の鯨を越えて漕ぎわたり、いかだはまるで天の川をわたるかのよぅに牽牛織女のすがたをかすめてまわっている。正月もまったくおしつまった晦日。春はまだ淺いのだが、柳の芽は思いなしかすこしふくらんでいる。海のように廣いこの池には、日がここでゆあみしているように見える。ここの深い底には太古、前世の終末に劫火で燒きはらわれた灰ののこりが發見されたということだ。聖人とあがめられた周の文王が、鎬京で群臣と酒を飲んでたのしまれたのも思い出されるし、また英雄の資質のゆたかであった漢の武帝が汾河に樓船を浮かべて宴會をもよおし、自ら秋風の辭をつくってうたわれた、あの才能を目のあたりわが帝の御製に拜することができた。今日は三十日だから、日が暮れたら、月はないからといって急いでひきあげることはない。もともと、この池には大魚がすんでいて、夜光の斑を獻上したという昔話があるから、きっと今日も、そういう珠があらわれて、あたりを照らし、月夜のかわりをしてくれるであろう。そんなことを苦にしないで、ゆっくり御馳走を頂戴して歡をつくそうではないか。
春豫(しゅんよ) 靈池(れいち)の會(くわい)。滄波(さうは) 帳殿(ちゃうでん)開(ひら)く。船(ふね)は石鯨(せきげい)を凌(しの)いで度(わた)り、槎(さ)は斗牛(とぎう)を拂(はら)うて廻(めぐ)る。節晦(せつくわい)にして蓂全(めいまつた)く落(お)ち、春(はる)遅(おそ)くして柳暗(やなぎあん)に催(もよほ)す。象溟(しゃうめい) 浴影(よくけい)を看(み)、燒劫(せうごふ) 沈灰(ちんくわい)を辨(べん)ず。鎬飲(かういん) 周文(しうぶん)の楽(たの)しみ。汾歌(ふんか) 漢武(かんぶ)の才(さい)。明月(めいげつ)の盡(つ)くるを愁(うれ)へず。自(おのづ)から夜珠(やしゅ)の來(きた)る有(あ)り。
春豫 靈池の會。滄波 帳殿開く。船は石鯨を凌いで度り、槎は斗牛を拂うて廻る。節晦にして蓂全く落ち、春遅くして柳暗に催す。象溟浴影を看、燒劫 沈灰を辨ず。鎬飲 周文の楽しみ。汾歌 漢武の才。明月の盡くるを愁へず。自から夜珠の來る有り。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系