題名: | 宮怨 |
作者: | 司馬扎 |
柳色參差掩畫樓,曉鶯啼送滿宮愁。年年花落無人見,空逐春泉出御溝。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
柳の絲は長く短く亂れ、青丹のいろどり美しい樓を掩うている。夜が明けると、鶯はあちこちからき始め、宮殿のうちに満ちわたる春の愁いを送ってくる。來る年も來る年も、花は咲き、花は散って、格別に見る人もなく、花片はむなしく春の泉に落ちて水面に浮かび、流れて御溝の外へ出て行く。
柳色(りうしょく)參差(しんし)として畫樓(ぐわろう)を掩(おほ)ふ。曉鶯(げうあう) 啼(な)き送(おく)る 滿宮(まんきゅう)の愁(うれへ)。年年(ねんねん) 花落(はなお)ちて 人(ひと)の見(み)る無(な)し。空(むな)しく春泉(しゅんせん)を逐(お)うて御溝(ぎょこう)を出(い)づ。 柳色參差として畫樓を掩ふ。曉鶯 啼き送る 滿宮の愁。年年 花落ちて 人の見る無し。空しく春泉を逐うて御溝を出づ。 |