題名: | 下山歌 |
作者: | 宋之問 |
下嵩山兮多所思,攜佳人兮步遲遲。松間明月長如此,君再遊兮復何時。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
嵩山(すうざん)を下(くだ)れば、思(おも)ふ所(ところ) 多(おほ)し。
佳人(かじん)を攜(たださ)べて 歩(あゆ)むこと遅遅(ちち)たり。
松間(しょうかん)の明月(めいげつ) 長(とこしな)へに此(なく)の如(ごと)し。
君(きみ)が再遊(さいいう)は 復(また) 何(いづ)れの時(とき)ぞ。
嵩山を下れば、思ふ所 多し。 佳人を攜べて 歩むこと遅遅たり。 松間の明月 長へに此の如し。 君が再遊は 復 何れの時ぞ。 嵩山を下りるにつれて、いろんなことが念頭に上ってくる。良友とつれだって、歩く調子もおそくなりがちだ。松林のあいだの明月は、いつまでも、このとおりだろう 。しかし、良友と手をたずさえて、この次、ここに遊ぶのは、いつのことだろうか。あるいはこんどかぎりかも知れない。 |