題名: | 瑤瑟怨 |
作者: | 溫庭筠 |
冰簟銀牀夢不成,碧天如水夜雲輕。雁聲遠過瀟湘去,十二樓中月自明。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
涼しい竹席銀の牀
夢結びがてに仰ぎ看れば
夜空は水のように澄みわたり
うき雲がわずかに流れる
かりがねの声とおく
瀟湘を過ぎゆけば
十二楼中
月の光ばかりが明るい
氷簟(ひょうてん)銀床(ぎんしょう) 夢(ゆめ)成らず 碧天水(へきてんみず)の如(ごと)く 夜雲(やうん)軽(かろ)し 雁声(がんせい) 遠く隣湘(しょうしょう)を過ぎて去(さ)る 十二楼中 月(つき)自(おの)ずから明(あき)らかなり 氷簟銀床 夢成らず 碧天水の如く 夜雲軽し 雁声 遠く隣湘を過ぎて去る 十二楼中 月自ずから明らかなり 清らかな寝床、銀製の豪華な寝床でもまどかな夢を結ぶことができない。澄みわたった青空は、水のように静かであり、夜の雲は軽やかに流れている。 雁の鳴く声が、遠く瀟湘の景勝の地を飛び過ぎて行き、美女のいる楼閣の中を照らして、月光が月そのものの持つその光のままにまことに明るい。 冰簟(ひょうてん) 銀牀(ぎんしょう) 夢成(ゆめな)らず 碧天(へきてん) 水(みづ)のごとく 夜雲(やうん)軽(かろ)し 雁声(がんせい) 遠(とほ)く瀟湘(しょうしょう)を過(す)ぎて去(さ)り 十二(じょうに)楼中(ろうちゅう) 月(つき) 自(おのづか)ら明(あき)らかなり 冰簟 銀牀 夢成らず 碧天 水のごとく 夜雲軽し 雁声 遠く瀟湘を過ぎて去り 十二楼中 月 自ら明らかなり |