題名: | 題李凝幽居 |
作者: | 賈島 |
閑居少鄰並,草徑入荒園。鳥宿池邊樹,僧敲月下門。過橋分野色,移石動雲根。暫去還來此,幽期不負言。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
静かな住まいは、隣りあう家とてない$村の中の一軒家$。草深い小道が、荒れるにまかせた庭のなかへと伸びている。$日暮れととも帰ってきた$鳥たちは、池のべの高い木立のねぐらに帰り、一人の墨染の僧が$夜中に訪れて$、月に照らされた門をこつこつと敲く。$庭のなかを歩いて小さな$橋を渡ると、$月明りにきらめく流れによって$野原はくっきりと二分されて、それぞれ趣を異にし、$白い夜気に包まれて風情に富む$庭石は、白雲の湧き出る深山の石を$わざわざ$運びこんで、ここにすえ置いたもの。しばらく当地を離れますが、またここに帰ってきます。ともに隠遁しましょう、との約束には、決して負きません。
閑居(かんきょ) 隣並(りんぺい)少(まれ)に 草径(そうけい) 荒園(こうえん)に入(い)る 鳥(とり)は宿(やど)る 池辺(ちへん)の樹(き) 僧(そう)は敲(たた)く 月下(げっか)の門(もん) 橋(はし)を過(す)ぎて 野色(やしょく)を分(わ)かち 石(いし)を移(うつ)して 雲根(うんこん)を動(うご)かす 暫(しばら)く去(さ)りて 還(ま)た此(ここ)に来(きた)らん 幽期(ゆうき) 言(げん)に負(そむ)かず 閑居 隣並少に 草径 荒園に入る 鳥は宿る 池辺の樹 僧は敲く 月下の門 橋を過ぎて 野色を分かち 石を移して 雲根を動かす 暫く去りて 還た此に来らん 幽期 言に負かず |