題名: | 華清宮三首 一 |
作者: | 崔櫓 |
草遮回蹬絕鳴鑾,雲樹深深碧殿寒。明月自來還自去,更無人倚玉欄干。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
草が生いはびこって、めぐりめぐった石段をふさぎ、天子のおいでの折の御車の鈴の音も絶えはてた。雲のたちこめた高い木々が茂りあい、青く塗った御殿がさむさむとしずまりかえっている。明月がひとりでにやってきて、またひとりでに去ってゆくが、もはや玉のおばしまによりかかる人の姿はない。
草(くさ)は回磴(くわいとう)を遮(さへぎ)って鳴鑾(めんらん)を絶(た)つ。雲樹(うんじゅ)深深(しんしん)として碧殿(へきでん)寒(さむ)し。明月(めいげつ)自(おのづか)ら來(きた)り 還(また)自(おのづか)ら去(さ)る。更(さら)に人(ひと)の玉蘭干(ぎょくらんかん)に倚(よ)る無(な)し。 草は回磴を遮って鳴鑾を絶つ。雲樹深深として碧殿寒し。明月自ら來り 還自ら去る。更に人の玉蘭干に倚る無し。 |