題名: | 集靈臺二首 二 |
作者: | 張祜 |
虢國夫人承主恩,平明騎馬入宮門。却嫌脂粉汚顏色,淡掃蛾眉朝至尊。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
虢国夫人は寵を承け
朝まだき馬に騎って宮円に入り
紅白粉の化粧こそ
却って顔を汚すとて
ただうすく眉を引いて
君の御前に出でたもう
虢国(かくこく )夫人(ふじん) 主恩(しゅおん)を承(う)け 平明(へいめい) 馬に騎(の)って金門に入る 却(かえ)って脂粉(しふん)の顔色(がんしょく)を汚(けが)すを嫌(きら)い 淡(あわ)く蛾眉(がび)を掃(はら)って 至尊(しそん)に朝(ちょう)す 虢国夫人 主恩を承け 平明 馬に騎って金門に入る 却って脂粉の顔色を汚すを嫌い 淡く蛾眉を掃って 至尊に朝す 楊貴妃の姉の號国夫人は、天子玄宗の特別の恩寵を受けたことを恃んで、早朝、馬に乗ったままで宮門を入ってくる。彼女は、自身の美しい素顔が、化粧によってかえって汚れてしまうことを避け嫌って、わずかに薄く黛で美しいまゆを描いただけで、天子に、お目通りするのだった。 虢国(かくこく)夫人(ふじん) 主恩(しゅおん)を承(う)け 平明(へいめい) 馬(うま)に騎(の)りて宮門(きゅうもん)に入(い)る 却(かへ)って嫌(きら)ふ 脂粉(しふん)の顔色(がんしょく)を汚(けが)すを 淡(あは)く蛾眉(がび)を掃(はら)ひて 至尊(しそん)に朝(ちょう)す 虢国夫人 主恩を承け 平明 馬に騎りて宮門に入る 却って嫌ふ 脂粉の顔色を汚すを 淡く蛾眉を掃ひて 至尊に朝す |