題名: | 早熱 |
作者: | 白居易 |
畏景又加旱,火雲殊未收。籬暄飢有雀,池涸渴無鷗。岸幘頭仍痛,褰裳汗亦流。若爲當此日,遷客向炎州。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
夏日和(なつひより)はうち続く日照りに輪をかけ、 のっと張り出した白く光る雲はひっ込みそうもない。籬(まがき)のあたりがほかほか暖かく飢えた雀がうろちょろしている。池に水涸れて飲む物のない鴎は飛び去った。頭巾を脱(ぬ)いで額(ひたい)をさらけ出しても頭がなんとなく重い。着物の裾をからげてもからだは汗ばむ。何ということだろう。選(え)りに選ってこんな日に 左遷された人たちは南方炎暑の任地に向うのだ。
夏日和はうち続く日照りに輪をかけ、 のっと張り出した白く光る雲はひっ込みそうもない。籬のあたりがほかほか暖かく飢えた雀がうろちょろしている。池に水涸れて飲む物のない鴎は飛び去った。頭巾を脱いで額をさらけ出しても頭がなんとなく重い。着物の裾をからげてもからだは汗ばむ。何ということだろう。選りに選ってこんな日に 左遷された人たちは南方炎暑の任地に向うのだ。 |