題名: | 池上早夏 |
作者: | 白居易 |
水積春塘晚,陰交夏木繁。舟船如野渡,籬落似江村。靜拂琴牀席,香開酒庫門。慵閑無一事,時弄小嬌孫。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
水かさがじりじり増すにつれて池の堤の春は終り、濃い陰を交錯させて夏木立ちが腕をひろげる。誰も乗らない小舟は田舎(いなか)の渡し場を思わせ、かなたの籠(まがき)のたたずまいは水辺(すいへん)の村に見立ててもいい。ふじづるの寝台(ねだい)の塵を静かに払うことも、くんと匂う酒庫(さかぐら)のとびらをひらくことも、それがその日の出来事に数えられるほどに わたしのひと日ひと日は暇ですることが無い。時どき幼くて可愛い孫をからかってみる。
水かさがじりじり増すにつれて池の堤の春は終り、濃い陰を交錯させて夏木立ちが腕をひろげる。誰も乗らない小舟は田舎の渡し場を思わせ、かなたの籠のたたずまいは水辺の村に見立ててもいい。ふじづるの寝台の塵を静かに払うことも、くんと匂う酒庫のとびらをひらくことも、それがその日の出来事に数えられるほどに わたしのひと日ひと日は暇ですることが無い。時どき幼くて可愛い孫をからかってみる。 |