題名: | 杪秋獨夜 |
作者: | 白居易 |
無限少年非我伴,可憐清夜與誰同。歡娛牢落中心少,親故凋零四面空。紅葉樹飄風起後,白鬚人立月明中。前頭更有蕭條物,老菊衰蘭三兩叢。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
この愛しいばかりの良夜を誰と一緒にすごそう。数かぎりない若い人たちはわたしを分かってくれない。 嘗(かつ)ての歓楽は忘れたようにわたしを離れて心は唯々(ただただ)空しい。親戚旧友相次いで世を去りどちらを向いても何か足りない。風が過ぎて行くと木のもみじ葉がゆらゆらひるがえる。自ひげの老人が独り月明かりの中に立てば、これは又寒々(さむざむ)とさびしいものが眼に映る―― 疾(と)うに盛りを越した菊と蘭の幾株(いくかふ)。
この愛しいばかりの良夜を誰と一緒にすごそう。数かぎりない若い人たちはわたしを分かってくれない。 嘗ての歓楽は忘れたようにわたしを離れて心は唯々空しい。親戚旧友相次いで世を去りどちらを向いても何か足りない。風が過ぎて行くと木のもみじ葉がゆらゆらひるがえる。自ひげの老人が独り月明かりの中に立てば、これは又寒々とさびしいものが眼に映る―― 疾うに盛りを越した菊と蘭の幾株。 |