題名: | 燒藥不成命酒獨醉 |
作者: | 白居易 |
白髮逢秋王,丹砂見火空。不能留姹女,爭免作衰翁。賴有杯中綠,能爲面上紅。少年心不遠,只在半酣中。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
たけなわの秋は白髪のわたしにいたく徹える。丹砂(だんしゃ)を焼いてはみたが水銀が転がり出たばかりで曲がない。その水銀が動いてやまないのとひとつこと、わたしの齢(よわい)がよぼよぼ爺さんの方向に傾き傾くのも仕方がない。さいわい見付かった緑いろのお酒を杯(さかずき)に注(つ)いだゆえ ほっぺにそのかみの紅顔を取り戻すのはなんでもない。少年の無邪気さをどうして遠くに求める必要があろう。この今の生酔(なまよ)いの中からそれはほのぼのと生れてくるじゃないか。
たけなわの秋は白髪のわたしにいたく徹える。丹砂を焼いてはみたが水銀が転がり出たばかりで曲がない。その水銀が動いてやまないのとひとつこと、わたしの齢がよぼよぼ爺さんの方向に傾き傾くのも仕方がない。さいわい見付かった緑いろのお酒を杯に注いだゆえ ほっぺにそのかみの紅顔を取り戻すのはなんでもない。少年の無邪気さをどうして遠くに求める必要があろう。この今の生酔いの中からそれはほのぼのと生れてくるじゃないか。 |