題名: | 老來生計 |
作者: | 白居易 |
老來生計君看取,白日遊行夜醉吟。陶令有田唯種黍,鄧家無子不留金。人間榮耀因緣淺,林下幽閑氣味深。煩慮漸消虛白長,一年心勝一年心。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
老人の暮らしぶりを見てください、
昼は遊び歩き夜は酔って詩を吟じています。
陶淵明と同じように田には酒を造るために黍だけを植え、
晋の鄧攸と同じで息子はいないからお金を遺すこともありません。
世間の栄華とは縁が薄いけれども、林間の静かな趣は味わい深いものです。
さまざまな思いがようやく消えて心が透明となり幸福になってきました、
一年の心はその前の一年の心にまさるのです。
老来(ろうらい)の生計(せいけい) 君(きみ) 看取(かんしゅ)せよ 白日(はくじつ)遊行(ゆうこう)して 夜(よる) 酔吟(すいぎん)す 陶令(とうれい) 田(た)有(あ)りて唯(た)だ黍(きび)を種(う)え 鄧家(とうか) 子(こ)無(な)くして金(かね)を留(とど)めず 人間(じんかん)の栄耀(えいよう)は因縁(いんねん)浅(あさ)く 林下(りんか)の幽閑(ゆうかん)は気味(こみ)深(ふか)し 煩慮(はんりょ) 漸(ようや)く銷(き)えて虚白(きょくはく)長(ちょう)ず 一年(いちねん)の心(こころ)は勝(まさ)る 一年(いちねん)の心(こころ)に 老来の生計 君 看取せよ 白日遊行して 夜 酔吟す 陶令 田有りて唯だ黍を種え 鄧家 子無くして金を留めず 人間栄耀は因縁浅く 林下の幽閑は気味深し 煩慮 漸く銷えて虚白長ず 一年の心は勝る 一年の心に |