題名: | 九年十一月二十一日感事而作 |
作者: | 白居易 |
禍福茫茫不可期,大都早退似先知。當君白首同歸日,是我青山獨往時。顧索素琴應不暇,憶牽黃犬定難追。麒麟作脯龍爲醢,何似泥中曳尾龜。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
禍福はあまりにふたしかで予測することができな
しかし、おおむね早めに身を退いておくのが賢いようだ。
君らが、晋の潘岳と石崇が孫秀に殺されたのと同じように、 白髪頭でともに刑場に引かれていく時、
私は独り緑の樹木に覆われた香山を歩いていた。
君らは、魏の嵆康が処刑される前に琴を弾いたようないとまもなく殺された、
秦の李斯が処刑されるというその時に、子どもといっしょに犬をつれて猟をしたあの日はもう帰らないと働哭したように、君らの最期はみじめだった。
麒麟がほし肉にされ龍が塩からになってしまうように高官は無惨な死を遂げる、泥中をのんびりはいまわる亀のように洛陽でのんびり暮らすのが一番だ。
禍福(かふく)は茫茫 (ぼうぼう) 期(き)す可(べ)からず 大都(おおむね) 早退(そうたい)は先知(せんち)に似(に)たり 君(きみ)が白首(はくしゅ)にして同(おな)じく帰(かえ)る日(ひ)に当(あた)り 是(こ)れ我(わ)れ 青山(せいざん)を独(ひと)り往(ゆ)く時(とき) 顧(かえり)みて素琴(そきん)を索(もと)むるも応(まさ)に暇(いとま)あらざるべし 黄犬(こうけん)を牽(ひ)かんことを憶(おも)うも定(さだ)めて追(お)い難(がた)し 麒麟(きりん)は脯(ほ)と作(な)り龍(りゅう)ば醢(かい)と為(な)る 何似(いかん) 泥中(でいちゅう) 尾(お)を曳(ひ)くの亀(かめ)に 禍福は茫茫 期す可からず 大都 早退は先知に似たり 君が白首にして同じく帰る日に当り 是れ我れ 青山を独り往く時 顧みて素琴を索むるも応に暇あらざるべし 黄犬を牽かんことを憶うも定めて追い難し 麒麟は脯と作り龍ば醢と為る 何似 泥中 尾を曳くの亀に |