題名: | 劉蘇州寄釀酒糯米李浙東寄楊柳枝舞衫偶因嘗酒試衫輙成長句寄謝之 |
作者: | 白居易 |
柳枝謾蹋試雙袖,桑落初香嘗一杯。金屑醅濃吳米釀,銀泥衫穩越娃裁。舞時已覺愁眉展,醉後仍教笑口開。慙媿故人憐寂寞,三千里外寄歡來。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
楊柳枝はゆったりとステップを踏んで両袖を振る、桑落の酒は芳しく一杯嘗めてみた。
酒は金粉のような滓が浮かび味は濃やかで呉の糯米で造ったもの、銀粉を散らした舞の衣はしっくりと落ちつき越の美女が仕立てたもの。
舞が始まるともう沈んだ気分も明るくなり、酔った後はいつまでも口を開けて笑ってしまう。
ありがとう。私がさびしがっているかと気を遣い、三千里かなたか らこの歓びを送ってくださって。
柳枝(りゅうし)は慢(ゆる)やかに踏(ふ)みて双袖(そうしゅう)を試(こころ)み 桑落(そうらく)は初(はじ)めて香(かんば)しくして一盃(いつぱい)を嘗(な)む 金屑(きんせつ)の醅濃(ばいこま)やかなり 呉米(ごべい)の醸(じょう) 銀泥(ぎんでい)の衫(さん)穏(おだ)やかなり 越娃(えつあ)の裁(さい) 舞(ま)う時(とき) 已(すで)に覚(おぼ)ゆ 愁眉(しゅうび)展(ひら)くを 酔(よ)いし後(のち) 仍(な)お笑口(しょうこう)をして開(ひら)かしむ 慚愧(ざんき)す故人(こじん) 寂寞(せきばく)を憐(あわ)れみ 三千里外(さんぜんりがい) 歓(よろこ)びを寄(よ)せ来(き)たる 柳枝は慢やかに踏みて双袖を試み 桑落は初めて香しくして一盃を嘗む 金屑の醅濃やかなり 呉米の醸 銀泥の衫穏やかなり 越娃の裁 舞う時 已に覚ゆ 愁眉展くを 酔いし後 仍お笑口をして開かしむ 慚愧す故人 寂寞を憐れみ 三千里外 歓びを寄せ来たる |