題名: | 閑吟 |
作者: | 白居易 |
貧窮汲汲求衣食,富貴營營役心力。人生不富即貧窮,光陰易過閑難得。我今幸在窮富間,雖在朝廷不入山。看雪尋花翫風月,洛陽城裏七年閑。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
貧窮であればせっせと衣食が満たされるようにがんばらなければならない、
富貴であればあくせくと身心を苦しめなければならない。
人生は富貴であるか貧窮であるかのどちらかだ、
光陰は過ぎやすく、閑な時はえがたい。
私はいま幸いにも貧窮と富貴との間にいる、
朝廷にいて、奥深い山に住んでいるのではないけれど。
雪を見、花を尋ね、風と月とを楽しむ、
洛陽での七年間、こののんびりとした日々。
貧窮(ひんきゅう)なれば汲汲(きゅうきゅう)として衣食(いしょく)を求(もと)む 富貴(ふうき)なれば営営(えいえい)として心力(しんりょく)を役(えき)す 人生(じんせい) 富(と)まざれば即(すなわ)ち貧窮(ひんきゅう) 光陰(こういん)は過(す)ぎ易(やす)く 閑(かん)は得(え)難(がた)し 我(わ)れ今(いま)幸(さいわ)いに窮富(きゅうふ)の間(かん)に在(あ)り 朝廷(ちょうてい)に在(あ)りて山(やま)に入(い)らずと雖(いえど)も 雪(ゆき)を看(み) 花(はな)を尋(たず)ね風月(ふうげつ)を玩(め)ず 洛陽城裏(らくようじょうり) 七年(しちねん)の閑(かん) 貧窮なれば汲汲として衣食を求む 富貴なれば営営として心力を役す 人生 富まざれば即ち貧窮 光陰は過ぎ易く 閑は得難し 我れ今幸いに窮富の間に在り 朝廷に在りて山に入らずと雖も 雪を看 花を尋ね風月を玩ず 洛陽城裏 七年の閑 |