題名: | 晚起 |
作者: | 白居易 |
起晚憐春暖,歸遲愛月明。放慵長飽睡,聞健且閑行。北闕停朝簿,西方入社名。唯吟一句偈,無念是無生。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
日長(た)けて起きては春の暖かなのを喜び、 夜遅く帰っては月の明らかなのを楽しむ。惰(なま)けたいだけなまけ、飽くまで眠り、健やかで耳さとく、そぞろ歩きは厭(いと)わない。為(す)まじき宮仕えから足を洗って、仏弟子(ぶつでし)のわざをまねぶ身とはなった。独りひそかに一句の偈(げ)を唱える、――思ひ空(むな)しければ生(いのち)を超えむ――と。
日長けて起きては春の暖かなのを喜び、 夜遅く帰っては月の明らかなのを楽しむ。惰けたいだけなまけ、飽くまで眠り、健やかで耳さとく、そぞろ歩きは厭わない。為まじき宮仕えから足を洗って、仏弟子のわざをまねぶ身とはなった。独りひそかに一句の側を唱える、――思ひ空しければ生を超えむ――と。 |