題名: | 不出門 |
作者: | 白居易 |
不出門來又數旬,將何銷日與誰親。鶴籠開處見君子,書卷展時逢古人。自靜其心延壽命,無求於物長精神。能行便是真修道,何必降魔調伏身。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
門を出なくなってからもう数十日になる。
なにをして日をすごし誰としたしんでいるか。
鶴を飼っているがその籠をあけると君子そっくりのすがたが見られ 本をひらくと古人に逢える。
みずから心を静かにして寿命を長くし
名利を求めないで精神を養っている。
これをよく行なうのが真の修道であって
かならずしも悪魔を降し悪行を征服するのが修道とは限らない。
門(もん)を出(い)でざるよりこのかたまた數旬(すうじゅん) 何(なに)をして日(ひ)を銷(せう)し誰(たれ)とか親(したし)なん。 鶴籠(かくろう) 開(ひら)くところ君子(くんし)を見(み) 書卷(しょくわん) 展(の)ぶるとき古人(こじん)に逢(あ)ふ。 自(みづか)らその心(こころ)を靜(しづか)にして壽命(じゅみょう)を延(の)べ 物(もの)に求(もと)むなくして精神(せいしん)を長(ちゃう)ず。 能(よ)く行(おこな)ふはすなはちこれ真(しん)の修道(しうだう) なんぞ必(かなら)ずしも降魔調伏(かうまてうぶく)の身(み)のみならんや。 門を出でざるよりこのかたまた數旬 何をして日を銷し誰とか親なん。 鶴籠 開くところ君子を見 書卷 展ぶるとき古人に逢ふ。 自らその心を靜にして壽命を延べ 物に求むなくして精神を長ず。 能く行ふはすなはちこれ真の修道 なんぞ必ずしも降魔調伏の身のみならんや。 |