題名: | 元相公挽歌詞三首 二 |
作者: | 白居易 |
墓門已閉笳簫去,唯有夫人哭不休。蒼蒼露草咸陽壠,此是千秋第一秋。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
墓の門はとじ楽隊も去ってしまったが ただひとり夫人がいのこって哭しやめない。 咸陽の墓の上の蒼蒼たる草にはつゆがおりた。 これぞ永久に忘れられぬ最初の秋だ。
墓門(ぼもん)すでに閉(と)ぢて笳簫(かせう)去(さ)る ただ夫人(ふじん)の哭(こく)して休(や)まさるのみあり。 蒼蒼(さうさう)たる露草(ろさう) 咸陽(かんやう)の瓏(りょう) これはこれ千秋(せんしう)の第一秋(だいいっしう)。 墓門すでに閉ぢて笳簫去る ただ夫人の哭して休まさるのみあり。 蒼蒼たる露草 咸陽の瓏 これはこれ千秋の第一秋。 墓の門はすでに閉(とざ)され、笛吹きたちは帰って行った。ただ夫人だけはそのまま残って泣きつづける。塚のほとり、か黒(ぐろ)いまでに青い草のうえに置く白露(しろつゆ)、亡き人ここに眠る千歳(ちとせ)の秋の、初めての秋である。 墓の門はすでに閉され、笛吹きたちは帰って行った。ただ夫人だけはそのまま残って泣きつづける。塚のほとり、か黒いまでに青い草のうえに置く白露、亡き人ここに眠る千歳の秋の、初めての秋である。 |