題名: | 對酒五首 二 |
作者: | 白居易 |
蝸牛角上爭何事,石火光中寄此身。隨富隨貧且歡樂,不開口笑是癡人。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
カタッムリの角の上でなんのつまらぬことを争うのだ。 電光石火の短い時間だけこの世に身を置いているのに。 富もうと貧しかろうとその分に随ってまあ楽しもうよ。 口をあけて笑うこともないのはばかなのだから。 人の一生には壮健なときはいくらもない。 春九十日のうち晴天の日はいく日もない。 今日この春晴に逢ったのだから酔うのをことわるな。 ぼくのうたう陽関の曲をききたまえ。
蝸牛(くわぎう)角上(かくじゃう) 何事(なにごと)をか爭(あらそ)ふ 石火光中(せきくわくわうちゅう)にこの身(み)を寄(よ)す。 富(とみ)に隨(したが)び貧(ひん)に隨(したが)ってかつ歡樊(くわんらく)せん 口(くち)を開(ひら)きて笑(わら)はざるはこれ癡人(ちじん)。 百歳(ひゃくさい) 多時(たじ)の壯健(さうけん)なるなし 一春(いっしゅん)よく幾日(いくじつ)の晴明(せいめい)ぞ。 あひ逢(あ)ひてかつ醉(えひ)を推辭(すいじ)するなかれ 唱(とな)ふるを聴(き)け陽關(やうくわん)の第四聲(だいよんせい)。 蝸牛角上 何事をか爭ふ 石火光中にこの身を寄す。 富に隨び貧に隨ってかつ歡樊せん 口を開きて笑はざるはこれ癡人。 百歳 多時の壯健なるなし 一春よく幾日の晴明ぞ。 あひ逢ひてかつ醉を推辭するなかれ 唱ふるを聴け陽關の第四聲。 |