題名: | 觀幻 |
作者: | 白居易 |
有起皆因滅,無暌不暫同。從歡終作慼,轉苦又成空。次第花生眼,須臾燭過風。更無尋覓處,鳥跡印空中。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
すべて物の生まれ起るみなもとは死滅にある。無(む)は気紛(きまぐ)れで、いつまでも同一の無であることができない。歓(よろこ)びはしまいには愁えに成り果てるが、苦しみだって移行し移行して跡形もなくなる。老いが進めば眼の裏にもやもやと百花(ひゃつか)生じ、現(うつ)し世のひかりは風に遭った燭火(ともしび)のように忽ち消える。すべて過ぎ去った物のゆくえを尋ねるは詮(せん)ないこと、鳥のとびゆくみちが空にのこると君は思うか。
すべて物の生まれ起るみなもとは死滅にある。無は気紛れで、いつまでも同一の無であることができない。歓びはしまいには愁えに成り果てるが、苦しみだって移行し移行して跡形もなくなる。老いが進めば眼の裏にもやもやと百花生じ、現し世のひかりは風に遭った燭火のように忽ち消える。すべて過ぎ去った物のゆくえを尋ねるは詮ないこと、鳥のとびゆくみちが空にのこると君は思うか。 |