題名: | 正月三日閑行 |
作者: | 白居易 |
黃鸝巷口鶯欲語,烏鵲河頭冰欲銷。綠浪東西南北水,紅欄三百九十橋。鴛鴦蕩漾雙雙翅,楊柳交加萬萬條。借問春風來早晚,只從前日到今朝。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
黄鶴巷口(こうりこうこう) 鶯(うぐいすはじ) 初(はじ)めて語(かた)り
烏鵲(うじゃく) 河頭(かとう) 氷(こおり) 銷(き)えんと欲(ほっ)す
緑浪(りょくろう) 東西南期(とうざいなんぼく)の水(みず)
紅欄(こうらん) 三百(さんびゃく) 九十橋(きゅうしんきょう)
鴛鴦(えんおう) 蕩漾(とうよう)す 双双(そうそう)の翅(つばさ)
楊柳(ようりゅう) 交加(こうか)す 万万(まんまん)の条(えだ)
借問(しゃもん)す 春風(しゅんぶう) 来(き)たること早晩(そうばん)
只(た)だ前日(ぜんじつ)より今朝(こんちょう)に到(いた)る
黄鶴巷口 鶯 初めて語り 烏鵲 河頭 氷 銷えんと欲す 緑浪 東西南期の水 紅欄 三百 九十橋 鴛鴦 蕩漾す 双双の翅 楊柳 交加す 万万の条 借問す 春風 来たること早晩 只だ前日より今朝に到る 黄鸝巷のあたりでは鶯が鳴きはじめ、烏鵲河のほとりでは氷がとけかかっている。東西南北のどちらを見ても緑をたたえた水が流れ、三百九十の赤い欄千の橋がかかっている。 水の上にはつがいの鴛鴦が翅をならべてただよい、川辺の柳は幾万もの枝を互いにこすりあうようにして垂れている。ちょっとお尋ねします。春風はいつから吹きはじめたのですか。ほんの昨日から今朝にかけて吹きはじめたのですよ。 |