題名: | 湖上招客送春汎舟 |
作者: | 白居易 |
欲送殘春招酒伴,客中誰最有風情。兩瓶箬下新開得,一曲霓裳初教成。排比管弦行翠袖,指麾船舫點紅旌。慢牽好向湖心去,恰似菱花鏡上行。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
名残の春を送ろうと酒のみともだちを招いた、客はみないずれ劣らぬ風流人。
二つの瓶の箸下酒を手に入れ、霓裳羽衣曲を初めて妓女に全部舞わせた。
客は管弦の楽器を並べて翠の袖を振り、私は船を指揮して組の旗を揺らす。
ゆっくりと舟を進め湖心に向かってゆくと、水上は波平らかでまるで鏡の上をすべっていくようだ。
残春(ざんしゅん)を送(おく)らんと欲(ほっ)して酒(さけ)の伴(とも)を招(まね)く 客中(かくちゅう) 誰(たれ)か最(もっと)も風情(ふうじょう)有(あ)る 両瓶(りょうへい)の箬下(じゃっか) 新(あら)たに求(もと)め得(え)たり 一曲(いっきょく)の霓裳(げいしょう) 初(はじ)めて教(おし)うること成(な)る 管弦(かんげん)を排比(はいひ)して翠(もどり)の袖(そで)を行(まぐ)らし 船舫(せんぽう)を指麾(しき)して紅(くれない)の旌(はた)を点(てん)ず 慢(そぞ)ろに牽(ひ)きて 好(よ)し湖心(こしん)に向(む)かいて去(ゆ)く 恰(あたか)も似(に)たり 菱花鏡上(りょうかきょうじょう)を行(い)くに 残春を送らんと欲して酒の伴を招く 客中 誰か最も風情有る 両瓶の箬下 新たに求め得たり 一曲の霓裳 初めて教うること成る 管弦を排比して翠の袖を行らし 船舫を指麾して紅の旌を点ず 慢ろに牽きて 好し湖心に向かいて去く 恰も似たり 菱花鏡上を行くに |