題名: | 初著緋戲贈元九 |
作者: | 白居易 |
晚遇緣才拙,先衰被病牽。那知垂白日,始是著緋年。身外名徒爾,人間事偶然。我朱君紫綬,猶未得差肩。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
初めて緋色の官服を着ることができて戯れに元九に贈る
いまごろ運がめぐってきたのは私が鈍才だからで、この年で老衰してしまったのは病気のせいだ。
思いもしなかったこんな白髪頭になって、初めて緋の衣を着るなんて。
だが名誉など自分とは関わりのないどうでもいいこと、世の中の出来事はなんでも偶然なのだ。
とはいえ、私がまだ朱色なのに君は一段上の紫綬、やっぱり肩をならべて歩くことはできないね。
晩(おそ)く遇(ぐう)せらるるは才(さい)の拙(つた)なきに縁(よ)り 先(ま)ず衰(おとろ)うるは病(やまい)に牽(ひ)かるればなり 那(な)んぞ知(し)らん白(はく)を垂(た)るるの日(ひ) 始(はじ)めて是(こ)れ緋(ひ)を著(き)るの年(とし) 身外(しんがい) 名(な)は徒爾(とじ) 人間(じんかん) 事(こと)は偶然(ぐうぜん) 我(わ)れは朱(しゅ)にして君(きみ)は紫綬(しじゅ) 猶(な)お未(いま)だ肩(かた)を差(くら)ぶるを得(え)ず 晩く遇せらるるは才の拙なきに縁り 先ず衰うるは病に牽かるればなり 那んぞ知らん白を垂るるの日 始めて是れ緋を著るの年 身外 名は徒爾 人間 事は偶然 我れは朱にして君は紫綬 猶お未だ肩を差ぶるを得ず |