題名: | 竹枝詞四首 一 |
作者: | 白居易 |
瞿唐峽口水煙低,白帝城頭月向西。唱到竹枝聲咽處,寒猨闇鳥一時啼。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
瞿塘(くとう)峡口(きょうこう) 水煙(すいえん)低(た)れ
白帝城頭(はくていじょうとう) 月(つき) 西(にし)に向(む)かう
唱(うた)いて竹枝(ちくし)の声(こえ)の咽(むせ)ぶ処(ところ)に到(いた)れば
寒猿(かんえん) 闇鳥(あんちょう) 一時(いちじ)に啼(な)く
瞿塘峡口 水煙低れ 白帝城頭 月 西に向かう 唱いて竹枝の声の咽ぶ処に到れば 寒猿 闇鳥 一時に啼く 瞿塘峡の入口には水煙が低くたちこめ、白帝城の上に昇った月が西へと傾いている。悲しみをさそう竹枝の民謡が絶頂に達すると、冬の猿や暗がりの鳥がいっせいに鳴きだす。 |