題名: | 寄微之 |
作者: | 白居易 |
高天默默物茫茫,各有來由致損傷。鸚爲能言長剪翅,龜緣難死久搘牀。莫嫌冷落拋閑地,猶勝炎蒸臥瘴鄉。外物竟關身底事,謾排門戟繫腰章。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
高天(こうてん)は黙黙(もくもく) 物(もの)は茫茫(ぼうぼう)
各(おの)おの来由有(らいゆうあ)りて損傷(そんしょう)を致(いた)す
鸚(おう)は能(よ)く言(ものい)うが為(ため)に長(とわ)に翅(はね)を翦(き)られ
亀(かめ)は死(し)に難(かた)きに縁(よ)りて久(ひさ)しく牀(しょう)を搘(ささ)う
嫌(きら)う莫(な)かれ 冷落(れいらく) 閑地(かんち)に拋(なげう)たるるを
猶(な)お勝(まさ)る炎蒸(えんじょう) 瘴郷(しょうきょう)に臥(ふ)すに
外物(がいぶつ) 竟(つい)に身(み)の底事(なにごと)にか関(かか)わる
謾(みだり)に門戟(もんげき)をし腰章(ようしょう)を繋(つな)ぐ
高天は黙黙 物は茫茫 各おの来由有りて損傷を致す 鸚は能く言うが為に長に翅を翦られ 亀は死に難きに縁りて久しく狀を搘う 嫌う莫かれ 冷落 閑地に拋たるるを 猶お勝る炎蒸 瘴郷に臥すに 外物 竟に身の底事にか関わる 謾に門戟をし腰章を繋ぐ 天は黙々と口を閉ざし、万物は茫漠と捉えどころがないが、それぞれ災いを被るには理由がある。 鸚鵡は口が利けるために永久に羽を剪られ、亀は長生きするせいで久しく寝台の脚代わりにされた。 栄えない場所にひっそり棄てられたとは嘆かないでほしい。酷熱の瘴癘の地に身を横たえるよりはましであろう。 外界は結局我が身に関わりはしない。門に戟を立て腰に印章を掛けるなど、はしたない。 |