題名: | 八月十五日夜湓亭望月 |
作者: | 白居易 |
昔年八月十五夜,曲江池畔杏園邊。今年八月十五夜,湓浦沙頭水館前。西北望鄉何處是,東南見月幾迴圓。臨風一歎無人會,今夜清光似往年。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
昔年の八月十五日の夜は、曲江の池のほとり、杏園のあたりにいた。
今年の八月十五日の夜は、溢浦の岸辺、水に臨む館の前にいる。
西北の方に故郷を眺めても、どのあたりにあるのか。東南の地で見る月はいくたび円かになったことか。
風を受けてため息をついても、分かってくれる人はいない。今夜のさやかな月の光は昔と同じ光。
昔年(せきねん)八月(はちがつ)十五夜(じゅうごや) 曲江(きょっこう)の池畔(ちはん) 杏園(きょうえん)の 辺(ほと)り 今年(ことし) 八月(はちがつ)十五夜(じゅうごや) 湓浦(ぼんぽ)の沙頭(さとう) 水館(すいかん)の前(まえ) 西北(せいほく) 郷(きょう)を望(のぞ)む 何(いず)れの処(ところ)が是(こ)れならん 東南(とうなん) 月(つき)を見(み)る 幾迴(いくたび)か円(まど)かなる 風(かぜ)に臨(のぞ)んで一(ひと)たび歎(たん)ずるも人(ひと)の会(かい)する無(な)し 今夜(こんや)の清光(せいこう) 往年(おうねん)に似(に)たり 昔年八月十五夜 曲江の池畔 杏園の辺り 今年 八月十五夜 湓浦の沙頭 水館の前 西北 郷を望む 何れの処が是れならん 東南 月を見る 幾迴か円かなる 風に臨んで一たび歎ずるも人の会する無し 今夜の清光 往年に似たり |