題名: | 白鷺 |
作者: | 白居易 |
人生四十未全衰,我爲愁多白髮垂。何故水邊雙白鷺,無愁頭上亦垂絲。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
人生四十(じんせいしじゅう) 未(いま)だ全(まった)くは衰(おとろ)えざるに
我(われ)は愁(うれ)い多(おお)きが為(ため)に白髪垂(はくはつ)る
何故(なにゆえ)に水辺(すいへん)の双白鷺(そうはくろ)
愁(うれ)い無(な)き頭上(ずじょう)に亦(ま)た糸(いと)を垂(た)るる
人生四十 未だ全くは衰えざるに 我は愁い多きが為に白髪垂る 何故に水辺の双白鷺 愁い無き頭上に亦た糸を垂るる 人生四十といえば、まだすっかり衰えたとはいえないのに、私は心配事が多いせいか、もう白髪が目立って伸びている。それにしてもどうして、水辺のつがいの白鷺は、心配事などなかろうに、頭に白い糸のような白髪をたらしているのだろう。 この世の中に生まれて四十年、 まだおじいさんと呼ばれるほどではない。どうもわたしは苦労性らしい。房々した髪の毛が真白になってしまった。さても、水際(みぎわ)にあそぶ番(つか)いの白鷺(しらさぎ)、あの清(きよ)らな、のっぽの鳥たちはどうしたことだろう、心配も苦労もないはずなのに 白い絹糸のような髪(かみ)を頭から垂らしている。 この世の中に生まれて四十年、 まだおじいさんと呼ばれるほどではない。どうもわたしは苦労性らしい。房々した髪の毛が真白になってしまった。さても、水際にあそぶ番いの白鷺、あの清らな、のっぽの鳥たちはどうしたことだろう、心配も苦労もないはずなのに 白い絹糸のような髪を頭から垂らしている。 |