題名: | 江南送北客因憑寄徐州兄弟書 |
作者: | 白居易 |
故園望斷欲何如,楚水吳山萬里餘。今日因君訪兄弟,數行鄉淚一封書。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
故園望断(こえんぼうだん)して何如(いかん)せんと欲(ほっ)する
楚水呉山(そすいござん) 万里(ばんり)の余(よ)
今日(こんにち)君(きみ)に因(よ)って兄弟(けいてい)を訪(よ)う
数行(すうこう)の郷涙(きょうるい) 一封(いっぷう)の書(しょ)
故園望断して何如せんと欲する 楚水呉山 万里の余 今日君に因って兄弟を訪う 数行の郷涙 一封の書 故郷の空に向かって一心に目をこらす、この悲しみをどうしたらよいのだろう。ここ南国の山川からは一万里以上もへだたっているのだ。 今日、あなたにお願いして僕の兄弟を訪ねていただくことにした。故郷を思う僕の涙のしずくと、兄弟宛ての一通の書とともに。 ふるさとは眺めても見えないがどうしようもない。楚の川、呉の山が一万里もへだてているのだもの。ところが今日きみのおかげで兄弟におとずれができる。そこで数行のホームシックのなみだを一通の手紙の中にこめた。 故園(こえん) 望斷(なかめた)えていかんせんとする 楚水(そすい) 吳山(ござん) 萬里餘(ばんりよ)。今日(こんにち) 君(きみ)に因(よ)りて兄弟(けいてい)を訪(と)ふ 敷行(すうかう)の鄉涙(きゃうるい) 一封(いつぶう)の書(しょ)。 故園 望斷えていかんせんとする 楚水 吳山 萬里餘。今日 君に因りて兄弟を訪ふ 敷行の鄉涙 一封の書。 |