題名: | 縣西郊秋寄贈馬造 |
作者: | 白居易 |
紫閣峰西清渭東,野煙深處夕陽中。風荷老葉蕭條綠,水蓼殘花寂寞紅。我厭宦遊君失意,可憐秋思兩心同。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
紫閣峯の西で水清い滑州の東がわ もやたちこめるところ、夕日の中。秋風のゆるがすハスの葉はさびしげだがまだ緑の箇所がのこり 水中に咲くタデの咲きのこりもさびしげな赤だ。ぼくは官吏生活がいやだし君も失意だし なんと秋の気分はともにやりきれないことだ。
紫閣峯(しかくほう)の西(にし) 清渭(せいえ)の東(ひがし) 野煙(やえん)深(ふか)き處(ところ) 夕陽(せきやう)の中(うち)。風荷(ふうか)の老葉(らうえふ) 蕭條(せうでう)として綠(みどり)に 水戮(すいれう)の残花(ざんくわ) 寂寞(せきばく)として紅(くれない)なり。われは宦遊(くわんいう)を厭(いと)ひ君(きみ)は失意(しつい) 憐(あはれ)むべし秋思(しうし) 兩心(りゃうしん)同(おな)じ。 紫閣峯の西 清渭の東 野煙深き處 夕陽の中。風荷の老葉 蕭條として綠に 水戮の残花 寂寞として紅なり。われは宦遊を厭ひ君は失意 憐むべし秋思 兩心同じ。 |