唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 念金鑾子二首 一
作者: 白居易
衰病四十身,嬌癡三歲女。非男猶勝無,慰情時一撫。一朝舍我去,魂影無處所。況念夭札時,嘔啞初學語。始知骨肉愛,乃是憂悲聚。唯思未有前,以理遣傷苦。忘懷日已久,三度移寒暑。今日一傷心,因逢舊乳母。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 病み衰えた四十の身、いたいけない三歳のむすめ。 男児ではないがそれでもいないよりはまし、気慰みにはなって時に撫でてやったりも したものだ。 それがある日突然、わたしを置き去りにしてゆき、魂も姿もどこにも見えない。 ましてや、夭逝したのは、「あー、うー」と言葉を覚え始めた時なのを思えば。 その時初めてわかったのは、骨肉の情とはこれ悲しみの集積であること。 生まれる前は何もなかったとむりやり考えて、理屈で胸の痛みを追い払った。 悲しみを忘れて日はやがて久しく、三度の夏と冬とを重ねていった。 今日ふと悲しみを覚えたのは、かつての乳母にたまたま出会ったため。
衰病(すいへい) 四十(しじゅう)の身(へい) 嬌痴(きょうち) 三歳(さんさい)の女(むすめ)。 男(おとこ)に非(あら)ざるも猶(な)お無(な)きに勝(まさ)る 情(じょう)を慰(なぐさ)めて時(とき)に一(ひと)たび撫(な)ず 一朝(いっちょう) 我(われ)を捨(す)てて去(さ)り 魂影(こんえい) 処所(しょしょ)無(な)し 況(いわ)んや 夭化(ようか)の時(とき) 嘔啞(おうあ)として初(はじ)めて語(ご)を学(まな)びしを念(おも)うをや 始(はじ)めて知(し)る 骨肉(こつにく)の愛(あい)は 乃(すなわ)ち是(こ)れ憂悲(ゆうぎ)の聚(あつ)まれるを 唯(た)だ未(いま)だ有(あ)らざる前(まえ)を思(おも)い 理(り)を以(もっ)て傷苦(しょうく)を遣(や)る 懐(おも)いを忘(わす)れて日(ひ)に己(もっ)て久(ひさ)しく 三度(さんたび) 寒暑(かんしょ)を移(うつ)す 今日(こんにち) 一(ひと)たび心(こころ)を傷(いた)ましむるは 旧(もと)の乳母(うば)に逢(あ)いしに因(よ)る
衰病 四十の身 嬌痴 三歳の女。 男に非ざるも猶お無きに勝る 情を慰めて時に一たび撫ず 一朝 我を捨てて去り 魂影 処所無し 況んや 夭化の時 嘔啞として初めて語を学びしを念うをや 始めて知る 骨肉の愛は 乃ち是れ憂悲の聚まれるを 唯だ未だ有らざる前を思い 理を以て傷苦を遣る 懐いを忘れて日に己て久しく 三度 寒暑を移す 今日 一たび心を傷ましむるは 旧の乳母に逢いしに因る

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系