唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 溪中早春
作者: 白居易
南山雪未盡,陰嶺留殘白。西澗冰已消,春溜含新碧。東風來幾日,蟄動萌草坼。潛知陽和功,一日不虛擲。愛此天氣暖,來拂溪邊石。一坐欲忘歸,暮禽聲嘖嘖。蓬蒿隔桑棗,隱映煙火夕。歸來問夜餐,家人烹薺麥。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 終南山では雪が消えさらず、北むきの嶺には白いところが残っている。しかし西の谷川では氷がとけて、春の水たまりが青くなっている。東からの春風はいつ吹くか、冬ごもりの虫が動きだし草の芽ももえた。陽春の気が一日もむだをしないことが、これでわかる。この暖かい天気がうれしくて、谷川のほとりに来て石をはらってすわった。一度すわるともう帰るのも忘れそうになったが、夕方の鳥が鳴きだした。 ヨモギがクワやナッメのあいだにはえ、夕方の炊事の火に照らされている。さて帰宅して今日の夕食はときけば、ナズナの菜に麦めしだって。
南山(なんさん) 雪(ゆき)いまだ盡(つ)きず、陰嶺(いんりん) 殘白(ざんばく)を留(とど)む。西澗(せいかん) 冰(こほり)ずでに澗(き)え、春溜(しゅんりう) 新碧(しんべき)を含(ふく)む。東風(とうふう) 來(く)ること幾日(いくにち)ぞ、蟄動(さつうご)き萌草(ばうさう) 拆(ひら)く。ひそかに知(し)る陽和(やうわ)の功(こう)、一日(いちじつ)も虚(むなし)く擲(なげう)たざるを。この天氣(てんき)の暖(あたたか)なるを愛(あい)し、来(きた)って溪邊(けいへん)の石(いし)を拂(はら)ふ。一(ひと)たび坐(ざ)して歸(かへ)るを忘(わす)れんとすれば、暮禽(ぼきん) 聲(こえ)噴嘖(さくさく)。蓬蒿(ほうかう) 桑棗(さうさう)を隔(へだ)て、隱映(いんえい)す烟火(えんくわ)の夕(ゆふべ)。歸(かへ)り來(きた)って夜飧(やそん)を問(と)へば、家人(かじん) 薺麥(せいばく)を烹(に)る。
南山 雪いまだ盡きず、陰嶺 殘白を留む。西澗 冰ずでに澗え、春溜 新碧を含む。東風 來ること幾日ぞ、蟄動き萌草 拆く。ひそかに知る陽和の功、一日も虚く擲たざるを。この天氣の暖なるを愛し、来って溪邊の石を拂ふ。一たび坐して歸るを忘れんとすれば、暮禽 聲噴嘖。蓬蒿 桑棗を隔て、隱映す烟火の夕。歸り來って夜飧を問へば、家人 薺麥を烹る。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系