題名: | 秋題牡丹叢 |
作者: | 白居易 |
晚叢白露夕,衰葉涼風朝。紅豔久已歇,碧芳今亦銷。幽人坐相對,心事共蕭條。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
この葉と茎との老けた叢立(むらだ)ちに夕ベはしら露が置き、朝は朝とて衰えた葉をすずかぜが吹き抜けてゆく。紅(くれない)のつややかな花のいろは絶えてもう久しい。それが吐いた強烈に甘いみどりの芳(かおり)も今はどこに求めて得られよう。 世に背をむけた男が一人これを飽かず眺めている。彼の心にも眼前の風物にもひとすじ寂しいものが流れている。
この葉と茎との老けた叢立ちに夕ベはしら露が置き、朝は朝とて衰えた葉をすずかぜが吹き抜けてゆく。紅のつややかな花のいろは絶えてもう久しい。それが吐いた強烈に甘いみどりの芳も今はどこに求めて得られよう。 世に背をむけた男が一人これを飽かず眺めている。彼の心にも眼前の風物にもひとすじ寂しいものが流れている。 |