唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 鄧州路中作
作者: 白居易
蕭蕭誰家村,秋棃葉半坼。漠漠誰家園,秋韭花初白。路逢故里物,使我嗟行役。不歸渭北村,又作江南客。去鄉徒自苦,濟世終無益。自問波上萍,何如澗中石。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: どの家の林かさびしげにゆれ、秋の梨の木は葉がきれぎれになっている。 どの家の園かひっそりと、秋ニラの花が白く咲いている。 かように路で故郷にもあるものを見ると、旅に出ている自分がかなしい。 渭水の北の村へ帰らずに、またも揚子江の南へ旅行するのだ。 故郷を去ってわれとわが身を苦しめるが、世をすくおうの志は一つもかいなかった。 この波上のうきぐさそっくりのわが身は、谷川の動かぬ石よりどこが勝っているか。
蕭蕭(せうせう)たり誰(た)が家(いへ)の林(はやし)ぞ、 秋梨(しろり) 葉(は)なかば坼(さ)く。 漠漠(ばくばく)たり誰(た)が家(いへ)の園(その)ぞ、 秋韭(しうきう) 花(はな)はじめて白(しろ)し。 路(みち)に故里(こり)の物(もの)に逢(あ)ひ、 われをして行役(かうえき)を嗟(なげ)かしむ。 渭北(いほく)の村(むら)に歸(かへ)らず、 また江南(かうなん)の客(かく)となる。 郷(きゃう)を去(さ)りて徒(いたづら)に自(みづか)ら苦(くるし)む、 世(よ)を濟(すく)ふ終(つひ)に益(えき)なし。 自(みづか)ら問(と)ふ波上(はじゃう)の萍(へい)、 なんぞ澗中(かんちゅう)の石(いし)に如(し)かん。
蕭蕭たり誰が家の林ぞ、 秋梨 葉なかば坼く。 漠漠たり誰が家の園ぞ、 秋韭 花はじめて白し。 路に故里の物に逢ひ、 われをして行役を嗟かしむ。 渭北の村に歸らず、 また江南の客なる。 郷を去りて徒に自ら苦む、 世を濟ふ終に益なし。 自ら問ふ波上の萍、 なんぞ澗中の石に如かん。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系