題名: | 小池二首 二 |
作者: | 白居易 |
有意不在大,湛湛方丈餘。荷側瀉清露,萍開見游魚。每一臨此坐,憶歸青溪居。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
欲しいとは思うが大きくはなくてよい。一丈四方ほどの狭いなかに満々と湛えた水。
はすの葉がかたぶくと、清らな露がこぼれる。浮き草拡がる隙間に魚が泳ぐのが見える。
この池を前に坐るたびに、青い渓流のほとりの住まいに落ち着きたいと思う。
意(い)有(あ)るも大(だい)に在(あ)らず 湛湛(たんたん)たり 方丈(ほうじょう)の余(よ) 荷測(はすそばだ)ちて清露(せいろ)を瀉(そそ)ぎ 萍(うきくさ)開(ひら)きて遊魚(ゆうぎょ)を見(み) 一(ひと)たび此(ここ)に臨(のぞ)みて坐(ざ)する毎(ごと)に 青渓(せいけい)の居(きょ)に帰(かえ)らんことを憶(おも)う 意有るも大に在らず 湛湛たり 方丈の余 荷測ちて清露を瀉ぎ 萍開きて遊魚を見る 一たび此に臨みて坐する毎に 青渓の居に帰らんことを憶う |