題名: | 白雲期 |
作者: | 白居易 |
三十氣太狀,胷中多是非。六十身太老,四體不支持。四十至五十,正是退閑時。年長識命分,心慵少營爲。見酒興猶在,登山力未衰。吾年幸當此,且與白雲期。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
三十は意気盛んにすぎて、胸中あれこれ思い煩ってばかり。
六十は歳を取りすぎて、四肢がいうことを聞かない。
四十から五十にかけてこそ、まさにのんびり暮らせる時期だ。
齢を重ねおのれの分限をわきまえ、ものぐさになって世事にかかずらうこともない。
酒を見ればまだ飲みたい気持ちは起こり、山に登るにも体力に衰えはない。
わたしの歳はさいわいこれに当たる。まずは山中で白雲と会う約束をしよう。
三十(さんじゅう)は氣(き)太(はなは)だ壮(さか)んにして 胸中(きゅうちゅう)に是非(ぜんひ)多(おお)し 六十(ろくじゅう)は身(み)太(はなは)だ老(お)い 四体(したい) 支持(しじ)せず 四十(しじゅう)より五十(ごじゅう)に至(いた)るは 正(まさ)に是(こ)れ退閑(たいかん)の時(とき) 年長(としちょう)じて命分(めいぶん)を識(し)り 心(こころ)慵(ものう)くして営為(えいい)少(すく)なし 山(やま)に登(のぼ)れば力(ちから)未(いま)だ衰(おとろ)えず 吾(わ)が年(とし)は幸(さいわ)いに此(これ)に当(あ)たる 且(しばら)く白雲(はくうん)と期(き)せん 三十は氣太だ壮んにして 胸中に是非多し 六十は身太だ老い 四体 支持せず 四十より五十に至るは 正に是れ退閑の時 年長じて命分を識り 心慵くして営為少なし 山に登れば力未だ衰えず 吾が年は幸いに此に当たる 且く白雲と期せん |