唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 效陶潛體詩十六首 五
作者: 白居易
朝亦獨醉歌,暮亦獨醉睡。未盡一壺酒,已成三獨醉。勿嫌飲太少,且喜歡易致。一杯復兩杯,多不過三四。便得心中適,盡忘身外事。更復強一杯,陶然遺萬累。一飲一石者,徒以多爲貴。及其酩酊時,與我亦無異。笑謝多飲者,酒錢徒自費。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 朝もひとりで酔って歌い、夜もひとりで酔ってねむる。一壺の酒を飲みつくさぬうちに、ひとりで三度も酔った。飲む量が少なすぎるというな、たやすく気持ちよくなるのを喜んでるのだ。一杯か二杯、よく飲んで三、四杯だ。それで気持ちがよくなり、世間のことはみな忘れてしまう。そのうえもう一杯むりをすると、陶然としていやなことをみな忘れる。一度に一斗のむ者など、大酒をいたずらに自慢する。しかし酩酊の時になると、ぼくとちがったところはない。そこで笑って大酒の人にいう、酒代がむだで気の毒だと。
朝(あした)にもまたひとり醉歌(すいか)し、暮(くれ)にもまたひとり酔(い)ひて睡(ねむ)る。いまだ一壺(いっこ)の酒(さけ)を盡(つく)さず、すでに三獨醉(さんどくすい)をなす。嫌(くら)ふなかれ飲()のむこと太(はなは)だ少(すくな)ぎを、かつ喜(よろこ)ぶ歡(くわん)の致(いた)し易(やす)きを。一盃(いっぱい)また兩盃(りゃうはい)、多(おほ)きも三四(さんし)に過(す)ぎず。すなはち心中(しんちゅう)の適(てき)を得(え)て、盡(ことごと)く身外(しんぐわい)の事(こと)を忘(わす)る。さらにまた一盃(いっぱい)を強(し)ひ、陶然(たうぜん)として萬累(ばんるい)を遺(わす)る。一飲一石(いちいんいっせき)の者(もの)は、いたづらに多(おほ)きをもって貴(たふと)しとなす。その酩酊(めいてい)の時(とき)に及(および)びては、われとまた異(こと)なるなし。笑(わら)ひて謝(しゃ)す多飲(たいん)の者(もの)に、酒錢(しゅせん)いたづらに自(みづか)ら費(つひや)すを。
朝にもまたひとり醉歌し、暮にもまたひとり酔ひて睡る。いまだ一壺の酒を盡さず、すでに三獨醉をなす。嫌ふなかれ飲むこと太だ少ぎを、かつ喜ぶ歡の致し易きを。一盃また兩盃、多きも三四に過ぎず。すなはち心中の適を得て、盡く身外の事を忘る。さらにまた一盃を強ひ、陶然として萬累を遺る。一飲一石の者は、いたづらに多きをもって貴しとなす。その酩酊の時に及びては、われとまた異なるなし。笑ひて謝す多飲の者に、酒錢いたづらに自ら費すを。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系